未分類

ゴルフ中継 in 宮崎①

やってきました、宮崎カントリークラブ。

 

ご存知、LPGAチャンピオンシップ、リコーカップです。

 

今年の賞金女王争いに注目が集まる中で

イ・ボミの復活や、選手の不調・快調によって二転三転するトップ争いなど

初日から波乱の様相を呈した本大会。

 

今回は慌ただしく季節が巡る11月末~12月初旬の

女子ゴルフ生中継の模様を報告いたします。

初日。

 

朝4時半に長崎を出発し昼前に宮崎入りしました。

到着後にすぐセッティングへ移行します。

 

これはお供のハンマーです。

ゲートボールを楽しむアイテム…ではなく

ゴルフ場内のティーやグリーンなどへケーブルを這わすための

重要な備品です。

場内の景観を乱さないように、なおかつ選手やギャラリーの

通行の妨げにならないように、ケーブルは高い木々の枝などに

引っ掛けていくんですが…

 

このような開けた場所だと木と木の間隔が空いてしまい

どんなに引っ張っても、長い吊り橋のようにケーブルが弛んでしまいます。

そのため、身長より高い杭を先程のハンマーを使って地面に打ち込み

その杭を中継地点にして、ピンッと中空にケーブルを張った状態にしたのちに

次の木へとケーブルを渡していきます。

上を見上げる事が多いので肩や背中に負担がかかりますね。

 

300mのケーブルもあり、なかなかの重労働です。

それを運んで引いて、繋げてを繰り返します。

 

毎度のことながら初日はやはり雨でして(笑)

初参加(初仕事!)であるアシスタントのEくんは

さっそく面食らっていました。

「さむい…」

と誰もが呟くほど初日はしとしと雨に苦しめられました。

 

大雨でなかったのが幸いでしたが作業は難航。

最大で1kmを超える距離までケーブルが延びました。

 

ハッカイ棒(ケーブルを木々に引っ掛けるフォーク型の棒)を用い

次々と木へ引っ掛けていき、終わった頃には辺りは

すっかり暗くなっていました。

ゴルフ場って夜になると本当に何も見えなくなります。

真っ暗森です。

(写真を撮りましたが何も見えませんでした)

 

ちなみに引いたケーブルはこのようなカメラ用の台へと引き上げます。

イントレと呼ばれるもので、高さは4mといったところでしょうか。

台上に大きいカメラをガッチリ固定して、音声ケーブルや備品などが

イントレの周りに集合します。

皆さんはお祭りの生中継などで目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

これが数カ所、ホールのグリーン奥側に設置されています。

こういった土台から何から、色々と大会のための準備が大変ですね。

終わった後の片づけが、さらに大変でもあります。

 

 

兎にも角にもどうにかセッティングは落ち着き

大会中滞在することになるホテルへ。

ホテルがある通りに差し掛かると、この景色。

ここでは毎年、綺麗なイルミネーションが彩られています。

街はクリスマスへ向けて賑わいを見せていますね。

 

初日はさすがに疲れてしまったので部屋に入って休息。

翌日も朝早いのでそそくさと身支度して就寝。

 

 

地鶏は翌日にお預けです。

  

いよいよ波乱のリコーカップが始まりますが今回はここまで。

次回はラウンドの模様と、技術スタッフや場内のショットを載せます。

それではまた。